サポート終了ポリシー
時間の経過とともに、以前はうまくいっていたことがもううまくいかなくなる…ということもあるでしょう。セキュリティ面で問題が出てきたり、うまく機能しなくなったりなど、さまざまな状況が考えられますが、そんな場合は、今までのやり方に踏ん切りをつけて新たに前へと進む時です。そのような時のために当社では、SketchUp の古いバージョンのサポート終了ポリシーを設けています。
サポート終了とは?
サポート終了は、デスクトップ PC または Mac にインストールされているすべての SketchUp 製品に影響します。「サポート終了」が発生すると、使用している製品が「サポート対象」から「サポート対象外」のステータスへと変わります。今後、SketchUp のデスクトップ製品は、その製品のリリース年から 3 年目の 1 月 31 日に「サポート対象外」となります。例えば、SketchUp 2022 のサポート終了日は 2025 年 1 月 31 日です。
サポート終了ポリシーが設けられている理由
SketchUp では、ユーザーに優れたエクスペリエンスを提供することに尽力しています。これは次のことを意味します。
- 機能の面で一貫性と信頼性に優れた製品の提供。
- 使用時にお客様とお客様のデータを安全に保つ製品と機能の提供。
- 今日の実務者のニーズを満たす製品の提供。
サポートするバージョンを制限することで、サポート対象バージョンを使用しているお客様に、より良いエクスペリエンスを提供することができます。
サポート対象かどうかを確認するには?
SketchUp では、現在サポートされているバージョンを常にお知らせしています。現在ご使用中の SketchUp バージョンについては、About SketchUp (SketchUp について) から確認できます。Windows をご利用の場合は、About SketchUp (SketchUp について) へは Help (ヘルプ) メニューからアクセスしてください。Mac をご利用の場合は、SketchUp メニューから About SketchUp (SketchUpについて) を開いてください。
古いバージョンの SketchUp の場合、バージョン名にその年が含まれており、SketchUp のバージョン番号は常にそのバージョンがリリースされた年から始まります。バージョンのデフォルトのサポート終了日は、表示されている年から 3 年後となります。
例えば、SketchUp 2022 では、ロゴの一部として 2022 が表示され、バージョン番号は 22 で始まります。したがって、SketchUp 2022 のサポート終了日は 2025 年 1 月 31 日です。
以下の表は、SketchUp のさまざまなバージョンのサポート終了時期の例を示しています。
バージョン | サポート終了日 |
2020 以前 | サポートされない |
2021 | 2024 年 1 月 31 日 |
2022 | 2025 年 1 月 31 日 |
2023 | 2026 年 1 月 31 日 |
自分が使用しているバージョンがサポート対象外となっています。どうすればいいですか?
サポート対象外のバージョンの SketchUp を使用している場合
- 一部の基本的な SketchUp 機能が使用できなくなります。
- 拡張機能が意図されているとおりに機能しなくなったり、まったく機能しなくなったりする可能性があります。
- SketchUp サポートにお問い合わせの際は、サポートを受ける前にまずサポート対象バージョンへとアップグレードいただくようお願いしています。
- SketchUp では、サポートされていないバージョンのダウンロードリンクは提供されません。
サポート対象外バージョンではご利用いただけない機能
Web サービス
SketchUp のすべてのデスクトップ バージョンは、"Web Services (ウェブ サービス)" と呼ばれるものを操作します。"Web Services (ウェブ サービス)" は、インターネット接続が必要な SketchUp の機能です。このような機能の多くは、SketchUp に組み込まれた Web ブラウザ内で実行されます。
古いバージョンの SketchUp に組み込まれている Web ブラウザは古く更新不可能なため、そのようなブラウザの使用時にサービスの品質やセキュリティを維持することは困難になります。そのため、Web サービスを必要とする機能は、サポート対象外バージョンでは動作しなくなりました。これら機能には以下が含まれます。
- 3D Warehouse
- Extension Warehouse
- 場所を追加
- レポートを生成
- Sefaira
- ライブ コンポーネント
- Trimble Connect
拡張機能とサポートされていないバージョン
拡張機能の多くは、組み込みの Web ブラウザも使用しています。 SketchUp の進化に伴い、最新バージョンで動作するように作られた拡張機能は、古いバージョンではうまく動作しないことがあります。
SketchUp の旧バージョンへの保存
2021 バージョンの SketchUp より前は、新しいバージョンの SketchUp で作成されたファイルを古いバージョンで開くには、新しいファイルをその古いバージョンと互換性のある形式で保存する必要がありました。 SketchUp 21.0 のリリース以降、上位互換性と下位互換性の両方に対応したバージョンレス形式を作成することで、この問題を解消しました。 これにより、異なるバージョン タイプのサポートに関連する多くの品質やファイル管理の問題を回避できます。
SketchUp 24.0 へのアップデートとそれ以降のバージョンでは、サポートされていない古いバージョンの SketchUp と互換性のあるファイル タイプに .skp ファイルを保存することができなくなりました。
お使いのバージョンの SketchUp をサポート対象バージョンにアップグレードする方法
SketchUp では、デスクトップ ユーザーの皆様にサポート対象バージョンの SketchUp を使用することをお勧めしています。サポート対象バージョンの SketchUp を使用すると、すべての最新機能や改善点をご利用いただけるうえ、可能な限り安全な SketchUp エクスペリエンスを実現することができます。
SketchUp Pro および Studio をご利用のお客様 (サブスクライバー)
サブスクリプションには、サポート対象バージョンの SketchUp Desktop が含まれています。最新バージョンの SketchUp は、こちらからダウンロードおよびインストールいただけます。
自分がサブスクライバーかどうかを確認するには?
Trimble アカウント管理ポータルを確認してください。ログイン後、Plan Settings (プラン設定) を選択してサブスクリプションを表示します。SketchUp Free と表示されている場合は、SketchUp の無料版を使用しており、サブスクリプションに登録していないことを意味します。
サブスクライバーではない場合
サポート対象バージョンの SketchUp デスクトップ ソフトウェアは、以下のサブスクリプションに含まれています。
- SketchUp Pro
- SketchUp Studio
- 高等教育向け SketchUp
ご自身がサブスクライバーかどうかが分からない場合は、SketchUp サブスクリプションの記事で詳細をご確認ください。
SketchUp へのアクセスにライセンス キーを使用した場合
永久ライセンスまたは「クラシック」ライセンスとも呼ばれる古いバージョンの SketchUp のライセンスでは、ユーザーに SketchUp の特定のバージョンのライセンス キーが提供されていました。クラシック ライセンスは、ご購入いただいたバージョンに対してのみ有効となります。クラシック ライセンスをお持ちで、SketchUp の最新バージョンへのアップグレードをご希望の場合は、SketchUp Pro または SketchUp Studio のサブスクリプションを購入する必要があります。
自らパソコンに SketchUp をインストールしたわけではない場合
お使いのパソコンに SketchUp をインストールしたのがご自身ではない場合があるかもしれません。例えば、
- 高等教育のコンピューターラボで SketchUp を使用している場合
- マシンにライセンスを配布している大規模な会社に勤めている場合
以上のような場合は、所属している会社または機関で、更新可能な最新バージョンが提供されている可能性がありますので、詳細について管理者にお問い合わせください。
さらに詳しい情報をご希望の場合は、以下のリンク先から、プランの比較やサブスクリプションの購入が可能です。ぜひご確認ください。
SketchUp をオンラインで購入 | お近くの再販業者にお問い合わせ |