AI Render では、画像を生成したり調整したりするためのいくつかの方法が用意されています。
テキスト プロンプト
AI Render で画像を生成する最も一般的な方法は、テキスト プロンプトを使うことです。 テキスト プロンプトでは、生成したい画像の種類を言葉で説明できます。 開始するには、Prompt (プロンプト) ツール (
) をクリックして、テキスト プロンプトを入力してください。 入力した内容はすべてテキスト プロンプトとなり、AI Render ウィンドウに表示されるモデルのビューポートや生成画像をもとに、画像が生成されます。
AI Render では、デフォルトで Auto (自動) プリセットが有効な状態で、Text Prompt (テキスト プロンプト) ツールが使用可能になります。 Auto (自動) プリセットには、現在のモデル ビューから写実的な画像を生成するための基本的なプロンプトがあらかじめ用意されています。 その後、表示されるテキスト ボックスに追加のプロンプトを入力できます。 別のプリセットに切り替えたり、設定を調整したりするには、Settings (設定) (
) をクリックします。 Settings (設定) には、以下のオプションが含まれています。
- Presets (プリセット) – Auto (自動) または SketchUp のプリセット プロンプトのいずれかを選択して、特定の見た目や雰囲気の画像を生成できます。 動作の仕組みについては、プリセット プロンプトを参照してください。
- Add a Reference Image (参照画像を追加) – このオプションは、No Style (スタイルなし) プリセットでのみ使用できます。 クリックすると、デバイスのファイル ブラウザが開き、.jpg または .png を選択できます。
- Additional Settings (追加設定) – 一部の追加設定は特定のプリセットにのみ表示されます。 利用可能なオプションは以下のとおりです。
- Negative Prompt (ネガティブ プロンプト) – 通常のプロンプトとは反対の動作をするテキストを入力します。画像生成時に AI Render に含めさせたくない要素を記述します。
- Maintain Seed (シードを維持) – 有効にすると、画像生成時のランダム性が抑えられます。 同じプロンプトを使えば、常に同じ出力が生成されます。
- Respect Model Geometry (モデル ジオメトリを尊重する) – AI Render が元のジオメトリをどの程度変更できるかを調整するスライダーです。 0 にすると、テキスト プロンプトのみに従い、ジオメトリは自由に変更されます。 最大値 1 にすると、元のジオメトリを完全に尊重し、変更されません。
- Prompt Influence (プロンプトの影響) – 入力したテキスト プロンプトが AI Render の出力にどの程度影響するかを調整します。 値が低いほどプロンプトは無視されやすくなり、値が高いほどモデルよりもプロンプトが優先されます。
消去
AI Renderの Eraser (消しゴム) ツール (
) を使うと、ビューポート内の特定の領域を選択してマスクを作成し、削除できます。 このツールを使えば、モデルのジオメトリを変更せずに、レンダリングから不要な要素を取り除くことができます。

ツールを有効にした後、Settings (設定) (
) をクリックすると、2 種類の描画オプションが表示されます。
- Brush Mode (ブラシ モード) – 仮想ブラシの直径を選択し、消去したい領域を塗りつぶすことができます。 このモードはデフォルトで有効になっています。
- Lasso Mode (投げなわモード) – SketchUp の Select (選択) ツールと似た操作で、消去したい領域を囲んで指定できます。
変更したい領域より少し外側まで描画すると、より多くのコンテキストが加わり、結果が改善されることがあります。 領域を描画したら、Generate (生成) をクリックします。 AI Render は Gallery (ギャラリー) に結果を生成します。 ツールを離れても、選択範囲は保持されます。 Eraser (消しゴム) ツールで作成したマスクを消去するには、Clear and Reset (クリアとリセット) をクリックします。
ペイント
Paint (ペイント) ツール (
) では、作成したプロンプトに基づいて、特定の領域にマスクを生成できます。

Paint (ペイント) ツールの Settings (設定) (
) では、ネガティブ プロンプトを追加したり、描画方法を Brush (ブラシ) または Lasso (投げなわ) に変更したりできます。 変更したい領域より少し外側まで描画すると、より多くのコンテキストが加わり、結果が改善されることがあります。 領域を選択し、プロンプトを指定したら、Generate (生成) をクリックします。 AI Render は Gallery (ギャラリー) に結果を生成します。 ツールを離れても、選択範囲は保持されます。 Paint (ペイント) ツールで作成したマスクを消去するには、Clear and Reset (クリアとリセット) をクリックします。
Paint (ペイント) ツールで出力を生成した後、AI Render はデフォルトで Text (テキスト) ツールに戻ります。 ただし、Paint (ペイント) ツールを選択すれば、作成したマスクに引き続きアクセスできます。
スケッチ
Sketch (スケッチ) ツール (
) では、描画した内容と作成したプロンプトに基づいて、出力に要素を追加することができます。

通常のプロンプトだけでなく、ネガティブ プロンプトも追加できます。また、描画する線の直径(太さ)も調整可能です。 Generate (生成) をクリックすると、描いた画像とプロンプトをもとに出力が作成されます。 ツールを離れても、選択範囲は保持されます。 Clear and Reset (クリアとリセット) をクリックするとすべての選択を解除できます。
Sketch を使って出力を生成した後、AI Render はデフォルトで Text (テキスト) ツールに戻ります。 ただし、Sketch (スケッチ) ツールを選択すれば、作成したマスクに引き続きアクセスできます。