Extension Migrator (拡張機能マイグレーター) は、ユーザーが SketchUp を更新するときにお気に入りの拡張機能を維持するのに役立ちます。 拡張機能開発者にとって、拡張機能が Extension Migrator (拡張機能マイグレーター) で動作することを確認するために留意すべき点がいくつかあります。
名前と説明
Extension Migrator (拡張機能マイグレーター) は、インストールされている拡張機能の名前と説明のメタデータを抽出して、移行可能な各拡張機能の名前をユーザーに示します。 各拡張機能の Ruby コードが、これらのプロパティを指定します。
拡張機能の名前と説明が意図したとおりに表示されるようにするには、以下のようなシンプルな拡張機能のルート RB ファイルを使用します。
# サポートされます :) EXTENSION = SketchupExtension.new("JD Cube Maker", "jd_cubemaker/main.rb") EXTENSION.creator = "Jane Doe" EXTENSION.version = "1.0.0"
別ファイルから値を動的に読み込む、表示名を条件付きで変更する、文字列補間を使用するなど、複雑なデータでは、マイグレーターがこのデータを認識しない可能性があります。以下は避けるべき例です。
# サポートされません :( NAME = "Cube Maker" EXTENSION = SketchupExtension.new("JD " + NAME), "jd_cubemaker/main.rb") EXTENSION.version = File.read("jd_cubemaker/version.txt")
Extension Migrator (拡張機能マイグレーター) が拡張機能の名前と説明を認識できない場合は、.rb ファイル名に切り替わります。 拡張機能は引き続きリストに表示されますが、適切な名前が付かない状態になります。
ライセンス
有料拡張機能のライセンスは、移行後にユーザーが拡張機能を初めて操作したときに取得してアクティブ化する必要があります。 拡張機能がカスタム ライセンス システムを使用している場合、そのライセンスが見つからないことがあります。 移行中のユーザーを支援するために、SketchUp では、ライセンスが不足している場合に、ユーザーにライセンス キーの再入力を促す、親切なリマインダーを含めることを推奨しています。